2022年度最後の教室です。花器は自分で選び、花型はこれまでに学んだなかから花材を見て好きな花型でいけました。
まずは背丈のある桜の枝を切ることから始まりました。太い部分は硬いので苦労していましたが、何とか切ることができました。そして次の課題は、脇枝の整理です。枝を選び少し手を加えて余分な脇枝を整理してどこに配置するのか、それぞれが一生懸命考えました。それからまたひと手間加えてというようにすごく考えながらいけました。枝ものは難しく、ハサミで切るのも大変ですから、こども教室では触れる機会が少ないのですが、みんな真剣によく頑張りました。それぞれの個性も感じらる作品は素敵に仕上がりました。
今春、小学校を卒業するこうせい君「ご卒業おめでとうございます」
それではみなさん、新年度も引き続きよろしくお願いいたします。
今回は、ギリギリ松の内(まつのうち)の間に教室を行えたので、これをチャンスに「お正月のお花」を体験することができました。
2022/10/8(土)~9(日)、札幌市豊平区民センターのロビーをお借りして発表会を行いました。
飾りつけなどもみんなで協力して行い、手作りならではの温かな雰囲気の発表会になりました。区民センターを訪れた多くの方々が見てくださり、お褒めの言葉をいただきました。みんな、よく頑張りましたね。お疲れさまでした。
イグサという植物を知っていますか? 最近の住まいでは和室がない家庭が増えていますので、もしかしたら見たことがないこどもたちがいるかもしれませんが、イグサは畳(タタミ)を作る時に使用する植物です。フトイもイグサと同じ藺(イ)の仲間です。日本各地の沼や池や水路など淡水の水の中に自然に生えていることが多いです。いけばなでは、前回学んだ花菖蒲と同じように『水もの』に分類されています。
調べてみたら藺(イ)の仲間は、たくさんありました。太藺(フトイ)は草を横に切った時の断面の形は丸ですが、三角な形は三角藺(サンカクイ)、同じように断面が四角いのは四角藺(シカクイ)、マシカクイというのもありました。
他には、ホソイとかクサイとか・・・ これ、冗談のような本当のお話しです。
五月のお花と言えば、花菖蒲(ハナショウブ)が代表選手です。
伸び伸びとした立ち姿を子どもの成長に見立てるとは、昔の人は本当によく植物の生態を理解していたのだなァと今更ながら感心してしまいます。
さて、せっかくの機会ですから、花菖蒲(ハナショウブ)は、古くから伝承している『葉組(はぐみ)』と呼ばれる特別ないけ方があることを説明しました。その時に使用する花留は七宝(しちほう、または、しっぽう)というものです。七宝に花を留めるのはどのように使用するのか、少しだけ体験してみました。実際に手にとってみたり茎や葉をとめてみたり。みんな真剣です。
花材/花菖蒲(ハナショウブ) 撫子(ナデシコ) 擬宝珠(ギボウシ)
新年度が始まりました。会場の都合で5月になってしまいましたが、久しぶりの教室です。みなさん、張り切っていけました。
アレカヤシのやわらかな葉の動きをよく見て、ゆったりと窮屈にならないように意識していけました。
花材/アレカヤシ アンスリウム カーネーション 雪柳(ユキヤナギ)