2020.3.13 卒園式の登場するロードを飾るフラワー・アレンジメント
市中では新型コロナウイルスの感染拡大に自粛ムードの毎日ですが、保育園では感染対策に最大限の注意を払いながらほぼ平常通りの日々だそうです。卒園式も対策を講じながらですが挙行されるとのことで安心いたしました。
さて、2019年度らいおんぐみさんの最後の「いけばな」です。文字通り花道を飾るお花ですから、カラフルで華やかにしたいと考えていましたら、素敵な花材が届きました。卒園する喜びや希望、感謝の気持ちをいっぱい込めて、みんな一生懸命いけました。いけ終えた後は、ホールで卒園式のコーラスを一足先に聴かせていただきました。整列して歌うこどもたちの顔を見ていたら、去年の春に出会った時よりひとまわりもふたまわりもたくましくなった育ちを感慨深く感じました。ちょっとセンチになって、記憶してきた歌詞を以下に。
いつの間にか 僕たちは 一人で歩いていたよ 6年前にこの世に生まれた 小さなこの命
晴れた日にも 雪の日にも 元気なときも 病気のときも ・・・・・・♬
2020.2.20 春のお花に「こんにちは!」
お部屋に向かう階段を上ると元気のよい歌声が聞こえてきました。いけばなの準備が整い、私が到着するまでの間に卒園式の式歌の練習をしていたとのことです。初めて聴く歌でしたが、心に響くような歌詞が素敵でした。
さて、今月のお花はチューリップです。小さな頃に誰でも一度はお絵かきしたことがある花で、最も馴染みが深い花だと思います。そんなチューリップの姿をじっくりと眺めて主役に据えました。翌日は卒園アルバムの撮影があるそうです。
2020.1.21 「バラはお花の女王さまだよ!」
札幌は、しばらくぶりに雪の朝を迎えました。まだまだ例年よりは少なめですが、街は北国の冬らしい装いです。
この日は新年を迎えて初めてのお教室でしたので、みんな元気かなと心配して行きましたが、全員元気いっぱいです。良かった。
さて、花材取り合わせを見てお花の名前を聞くと、あちこちから答えがポンポンと弾けるように出てきました。誰かの声がします。「これ、ドラセナでしょう!」「ピンクのはスイートピーだよね。」「バラはお花の女王なんだよ!」私は意表をつかれて「そうだね。バラは女王さまだよね。でも、どうしてドラセナの名前を知っているの?」と聞くと「だって、前にやったでしょ」とのこと。凄い!『あっぱれ!』です。
2019.12.19 クリスマスの飾り花
報道によると今年の札幌は40年ぶり以上の雪の少なさだそうです。北国の冬はやっぱりホワイト・クリスマスでなきゃムードか高まりませんしお正月を迎えるうえで物足りない気もしますが、生活するのには過ごしやすいです。しかし、こどもたちの雪遊びは雪国ならではの貴重な体験ですからほどほどの雪は降ってほしいと思います。
さて、クリスマスの飾り花です。ヒバで根元を締め骨格を作りスプレーストックを切り分け丁寧に挿し添えました。花の表情をよく見て考えながらいける仕草のひとつひとつは、すでに小さないけばな人です。
「メリークリスマス! では、楽しいお正月をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします」
2019.11.29 生活発表会の展示花
この日の翌日は当保育園の『生活発表会』があります。運動会と並ぶ大きなイベントです。昔の『お遊戯会』とか『学芸会』などといったところでしょうか。日ごろの教育の成果を発表し保護者の方々に披露する機会です。教育の成果などと書いたらとても大げさのような気もしますが、演劇やダンス、歌などを通じてこどもたちの育ちを知ることができ、こどもたちにとっては見ていただくことで喜びと共に大きな自信になることと思います。勿論、いけばな作品も展示されますのでなおさら張り切ってお花をいけます。どの作品もみんなとても素敵にいけあがりました。よく、頑張りましたね。
さて、らいおんぐみさんの演目は『エルマーのぼうけん』とのことです。エルマーはどんな風にして竜の元に辿り着くのでしょう?
そして色々な動物はどのように? ちょっと気になります。
2019.10.30 二十四軒保育園との交流行事
今月のいけばなは二十四軒保育園あおぐみのみなさんが一緒です。年に一度ずつお互いの保育園を訪問し合う貴重な交流の日です。初めていけばなを体験することになるあおぐみのみなさんはちょっと緊張気味の様子ですが、どうしてどうして堂々としたハサミの入れようです。存在感のあるオリエンタルリリーをメインに小花を添えて、イエローの色調にコーディネイトされた作品が出来上がりました。終了後に園へ持ち帰る都合がありますので作品はフラワーアレンジメントです。
いけばなの後は、双方の保育園のこどもたちが入り交じりいっぱい遊び、お昼を食べて、また遊び、このような機会はとても大切で良いことだなと思いました。
2019.10.3 円山登山遠足
今年も一緒に登ってきました。あまり暑くもなくほどほどの登山日和です。元気いっぱいのこどもたちは、足並みも良くグイグイ登っていきます。途中でドングリを拾い大切そうにポケットに詰め込みました。頑張って登り切ったみんなへは、山頂からの眺望が何よりのご褒美でした。
2019.9.26 「いけばなが楽しい!」と感じられるようになって・・・
すっかり秋めいてきたこの頃です。この日、お花屋さんから届いた花材を見ると、秋草の代表のようなリンドウが入っていました。そして、明るい笑顔が似合いそうなヒマワリやバラも。ウゥ~ン、どうしようかな? 花材の説明をしながらポイントを考えて、カラフルな色彩美を狙っていけてみることにしました。
ハサミの使い方も徐々に慣れてきた様子です。まずは、大切な役枝(主枝と客枝)をいけて、それからそれぞれのパフォーマンスを発揮させます。
2019.7.25 いけばなに使うお道具です。色々あって面白いね!
この日は、普段いけばなで使用する私のお道具を持参しました。お道具入れの中には、花ばさみや小さな鋸切りなどと一緒にミョウバンやハッカ、塩や酢などお料理に使うものが入っています。これらは植物の水揚げに使用するためなのですが、どの植物にどれが有効かは、その都度先生や先輩に教えてもらったものです。それから自分で実際に試してみて、経験的に覚えてきました。
さて、小さな瓶の蓋を外して酢の匂いを嗅いでみました。「ウッ! くさ~い!」 みんなのリアクションが楽しいです!
2019.6.20 二回目の『いけばな』にワクワクドキドキ!
園庭のサクランボの実が赤く色づき始めました。季節は気持ちの良い初夏の日和です。その上、こどもたちの礼儀正しい朝の挨拶ととびっきりの笑顔は何にもまして力が湧いてきます。
「コレどうするの?」「これくらい?」「これでいい?」
いけ始めると、あちこちから色々な声が聞こえてきます。カッコ良くいけようとみんな集中しています。フムフム、その調子。みんなの気持ちがこもった素敵ないけばなの完成です。
2019.5.23 「こんにちは! 初めまして、らいおん組のみなさん!」
今年のらいおん組さんは、20名です。今回は初日ですから私も予定の時間より少し前に到着しましたが、すでに準備は整っていてちょっぴり緊張気味のみなさんの顔です。ご挨拶をして、春の花のお話しを少ししました。それからお道具の説明です。どの子も落ち着いた様子で真剣に聞いてくれています。とてもお行儀がいいです。いけ終えた後、緊張から解き放たれた表情のこどもたちに感想を聞くと、「楽しかったァ!」と屈託のない笑顔です。
私も改めて気を引き締め、みなさんにとってこの『いけばな体験』が、楽しく興味を持てるように努めて参ります。これから一年間、どうぞよろしくお願いいたします。
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